今年の新潟は20年に一度くらいの大雪!道の脇はどこも雪の壁でした。
みんなでそり遊びなどをしました。息子は生まれて初めての銀世界すべてに興味津々。雪を投げるのも、さくさく踏みしめるのも楽しくて、ころころ転がったり犬のよう。全身で色々なことを思い切り感じ取っていました。連れてきて良かったなあと思う瞬間。
雪のたまりに息子をポーーンと投げて、ズボッとからだが埋まるのに大笑いしていました。
誰かが作ったかわいい雪だるまをみつけました。
息子楽しそう!と思っていたけれど、このときの自宅で写真を見直していたらいちばん楽しそうに写っていたのは自分でした。私も楽しかった!
この日の夜、子どもたちを寝かしつけてから、お茶を飲みながら4人で話していると、話題にのぼるのは原発のこと。どの人だって子どものこと、食べ物のことみんな心配。
特にスキー場の気持ちのよい空気や、道中の山々の雪景色、どこまでも真っ白くて春にはおいしいお水になるであろう雪など、自然の美しい景色や恵みを見せてもらった後だと、このようなことが汚されてしまうなんて本当にやりきれない気持ちになります。東京にいるときよりもずっと切実にそう感じました。
安全なら首都圏に作ればいいんだ!とSさんも話していました。
彼の地元の新潟にある柏崎刈羽原発もそうですが、
電気を作るにしても、事故があったにしても、結局は自然を壊してしまう。と。
壊された自然に対しては誰も責任を取ろうとしない(議員や役人だけじゃなくて、電気を使う人も)そういう態度に、自然の中で育って大事にしてきた人たちは強く怒りを感じているんだと思います。
友人夫婦も知りたがっていたので、持っていったガイガーカウンターで雪や土を計測しました。私が住んでいる東京より、雪の上も土もキレイで、放射線量は雪の上で0.05。雨がたまりやすい軒先などで最高で0.14μSv。雪を掘って測った畑の土、道ばたなどはほとんど0.05〜0.1でした。福島由来の放射線もあるかもしれないけど、それでも東京よりも歴然と低い数値が出続けて、少しほっとしました。
久しぶりにあった友人たちとの話しが、原発つながりになってしまった…。
でも、本当に友人の地元がずっときれいなままであってほしいと思います。