子どもにケガは付きものですが1歳半のうちの息子は動けることが嬉しくて、活発に動き回るので、たまにケガをするときは派手に転んだりひどく頭を打ったりと危険な場面もあります。
先日もリビングから猛ダッシュしてきたところ、転んで顔から椅子の足にゴッツン!っと突っ込んでしまいました。ぶつけた瞬間に大泣きしたので、(意識は大丈夫、打撲だけ)と確認できましたが、みるみるうちにぶつけた額が大きく腫れ、長さ3センチにわたり高さ7・8ミリのこぶができてしまいました。息子の小さな額の上では、とても大きなこぶに思えます。冷やすだけでは対処できなそうな腫れだったので、息子が落ち着いてから自然療法の手当をしました。
まずは枇杷の湿布です。
・きれいに洗った枇杷の葉を、手で温めながら少し揉み、腫れているところに貼りま
す。
・そのままでは落ちてしまうので医療用テープで止めておきます。
その後、芋パスターをしました。
・小さめのじゃがいもをよく洗い、皮ごと半分くらいすりおろします。
・そこへ小さじ半分のおろし生姜、大さじ1〜2の小麦粉を入れ、だれない程度の固さ
に練ります。
・練り上がったものを、医療用ガーゼの真ん中に1センチくらいの厚さにのばし、包
みます。
・ガーゼの包みを患部に貼り、子どもがはがさないように柔らかい布やスカーフで押
さえて保護します。(最初の枇杷ははがしてくださいね)
正当な方法では枇杷湿布と芋パスターの前に、生姜湿布をして浸透を良くするそうですが、今回は泣いている息子をなだめながらの手当だったので割愛しました。
でも手当は成功した様子で、芋パスターの後1時間ほどで、すうーっと大きなこぶは無くなりうっすらと痣が残るだけで済みました。次の日も痣が浮き上がることも無く、ケガのことは忘れてしまうくらいでした。
自然療法に助けられると自然のチカラってすごいなあって、感心します。自然療法を知ってからあらためて植物や自然のものを見直すようになりました。人間の自然治癒力もたくさんの生物との関係の中で引き出されてくるんですね。
子どものケガや病気は初期治療が大切だから、いつでも自宅で自然療法をすればよいとは全く思いません。でも具合をみて病院に行く必要がないとはっきりと判断がつく場合は、お母さんの手当も有効だと思います。効能+自然の知恵を知るという意味でも。
自然療法をするには、子どもや自分の体をまず落ち着いてよく観るということが必要です。症状や全体の具合を見て、湿布や食養生のメニューを考えます。そのとき五感はフル稼働です。
自然の知恵を知るというのは、自然療法の対処の知識を学ぶということだけではなくて、五感を使って得た経験値も含まれると思います。
子どもにとっては、お母さんが子どもの体と症状に注目して気を配ることで、安心できたりするといいなと思います。風邪を引くといつもよりお母さんは優しくなるな〜と私も思ったことがあります。
また、お母さんが子どもの体に関心をもつことで、子どもも自分の体を自然と大切にしてくれるようになるかもしれません。だから息子はまだ赤ちゃんですが大きくなるまで、じんわり効能と一緒に自然療法の考え方なども伝えられたら嬉しいです。
それからいつも枇杷の葉っぱをくれる新潟のTさん、本当にありがとう!
参考にしている本です。
家庭でできる自然療法 東城百合子(著)
あなたと健康社
TEL 03-3417-5051
※直販のため一般の本屋さんには流通していません。
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